記事: オリーブ
オリーブ
産地・特徴
地中海沿岸を原産とする常緑樹で、乾燥した気候と痩せた土地でもよく育つことから、古代から地中海地域の暮らしを支えてきました。実からとれるオリーブオイルは、食用だけでなく、肌をやわらかく整える力があるとして、石鹸やスキンケアの世界でも古くから使われてきました。
歴史・逸話
オリーブオイルを使った石鹸づくりは、地中海地域に古くから伝わる伝統的な製法です。特にイタリアでは、低温でじっくりと鹸化させる製法が受け継がれ、しっとりとやわらかな洗い上がりの石鹸として親しまれてきました。
オリーブの木そのものも、地中海地域では「不老長寿の木」として大切にされてきました。生育が非常にゆっくりで、数百年、時には千年以上生き続ける木もあることから、力強さと永続性の象徴とされてきたのです。
オリンピックの起源となった古代ギリシャでは、勝者にオリーブの冠が贈られていたことでも知られています。名誉と栄光を象徴する木として、古くから特別な存在でした。
キリスト教との関わり
オリーブは、キリスト教において特別な意味を持つ木です。ノアの箱舟の物語では、鳩がオリーブの葉をくわえて戻り、洪水の終わりと平和の訪れを告げたとされ、以来オリーブは「平和の象徴」として広く知られています。また、聖書に登場するゲッセマネの園は「オリーブ搾り」を意味し、オリーブオイルは古くから聖別や祝福の儀式にも用いられてきました。
カマルドリ修道院に伝わる森林規則にも、「スギ、サンザシ、ミルト、オリーブ、モミ、ニレ、ツゲを植えよう」という一節があり、旧約聖書イザヤ書の一節にちなんだ、豊かさの象徴となる7つの木の1つとしてオリーブが数えられています。
現在の使われ方
オリーブは、ナチュラルソープの土台となる油として使われています。また、ハンドソープにも手荒れを防ぐ目的で配合されています。しっとりとやさしい洗い上がりをお楽しみいただけます。

