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カート

カートが空です

カモミール

学名
Matricaria chamomilla
分類
キク科・カミツレ属
花言葉
「逆境に耐える」・「あなたを癒す」
効果・効能
・リラックス作用
・抗菌・抗炎症作用
・胃のむかつき、ガス、下痢などの胃腸障害の緩和
・頭痛・貧血・冷え性・生理痛の緩和

※効果・効能は一般的な情報であり、これを保証するものではありません。

特徴 

カモミールは古代医学書にもその記述があり、古代エジプト、古代ギリシアおよび古代ローマで重要な薬草とされていました。ヨーロッパでは、最も歴史のある薬用植物とされています。
日本には19 世紀に持ち込まれ、江戸幕府がオランダから取り寄せた薬草の中にカモミールが含まれていたといわれています。
イタリアでは植物の名前としてだけでなくカモミールティーを飲むことも指し、馴染み深いハーブです。

1012年

カマルドリ修道院 創設

カマルドリ修道院の創設者である修道士・聖ロムアルド。彼は、巡礼中に訪れた現在のトスカーナ州とエミリア・ロマーニャ州にまたがるアペニン山脈の静謐な土地に感動し、ここで一生神に祈りを捧げながら暮らすことを誓います。そのためにまずはサクロ・エレモ(修道士が俗世と離れて一生神に祈りを捧げるための住居)を設けました。その後、弟子や信者また地域の人々のために修道院や教会、訪れた人をもてなす宿坊や食堂などを設けて、現在のカマルドリ修道院の基盤が作られました。
カトリックにおける最古の修道会であるベネディクト会に属していた聖ロムアルドは、ベネディクト会での教訓であり戒律でもある”Ora et Labora”(ラテン語で祈り、労働せよの意味)の精神を掲げ、自然と対峙しながら謙虚な姿勢を忘れずに、他の修道士とともに祈りと労働に人生を捧げました。

1048年

カマルドリ修道院薬局 創設

カマルドリ修道院内に、治療所が創設されました。
当時の修道院について『カマルドリ修道院には「病人を助ける仕事をしている修道士」がおり、彼らは「病人の回復を助けるためのケア」を施している』と記されていることから、この治療所の存在は明らかです。
治療所は旅人や巡礼者、地元から訪れる病人の受け入れ先となる病院の機能を果たし、同時に修道士が自分たちで調合したハーブや養蜂による薬を処方していました。
治療所での療法と、調合したハーバルプロダクトを処方する任務を負っていた修道院薬局。
今後、修道院でも大きな発展を遂げていきます。

1276年〜1450年

火災と再建

1276年、カマルドリ修道院と修道院薬局は火災で消滅。1331年に再建されるも、再び火災により消滅してしまいます。こうした悲劇を乗り越え再び1450年に再建され、現在のカマルドリ修道院となりました。
幾度もの大火災に襲われ壊滅しかけましたがそのたびにカマルドリは復活し、現在も当時と変わらぬ姿で旅行者や地元の人の憩いの場所となっています。

1520年

薬草園の存在と薬局の記録

当時の薬草文化のパイオニアであるベネディクト会。そこでの「労働」であった“生活に必要な薬草を育て管理する”ことに加え、カマルドリでは"薬草を収穫し、加工して作った薬を地元の人々に提供する"という薬局としての機能を果たすことも「労働」の一つでした。そのために修道院内には薬草を育てる薬草園があり、薬効の研究も行われました。
1520年、修道院の規則として「外部の医師への給与の支給、病気の治療に必要な薬を決して不足させないための治療所や薬瓶の管理、そして部屋の世話をすることを義務付ける」と定められました。これにより、長きに渡りカマルドリ修道院が病院として管理され機能していたことが分かります。