カマルドリの伝統アイテム
そこで作られる伝統のアイテムは、その昔修道士がハーブを調合して作っていた当時の「治療薬」が起源となっています。1000年以上の歴史があるカマルドリ修道院。
人々に薬を処方していた修道士たち
1048年、カマルドリ修道院内に創設された治療所。当時の記録に『カマルドリ修道院には「病人を助ける仕事をしている修道士」がおり、彼らは「病人の回復を助けるためのケア」を施している』と記されています。治療所は当時、病人の受け入れ先となる「病院」の機能を果たし、同時に修道士が自分たちで調合したハーブや養蜂による薬を処方していました。
治療所は1810年に廃止されましたが、薬局はそのまま残り継承されてきました。ハーバリストでもある修道士たちは薬草に関する研究成果を加え、現在も品質を刷新し続けているのです。
中世からレシピの変わらない「ハーブオイル」
幾重もの歴史を積み重ねながら現代まで届けられ、多くの人に愛され続けてきたカマルドリのハーブオイル。何十ものハーブを組み合わせたオイルは、中世から続く伝統的なレシピのまま、現代へ受け継がれています。
キャンディ、リキュール…現代の人々の癒しとして再編集された「レメディアイテム」
カマルドリ修道院が設立された当時、砂糖やアルコールも貴重な薬として扱われていました。そのため、修道士たちが作る薬草を使ったシロップやリキュール、キャンディなども大切な薬品として重宝されていました。
そうした薬として扱われていたものたちは、今日のカマルドリの修道院キャンディのように、現代の人々への癒しとしてレシピを再編集し作られています。