カマルドリ最古のレシピで作られる「Aハーブオイル」
皆さんこんにちは。
カマルドリ修道院のモンクス(修道士)です。
今月は修道院薬局の中で最も古いレシピで作られる「Aハーブオイル」についてのお話をします。
「Abetol」はカマルドリ修道院薬局で最も古いレシピで作られるハーブオイルです。日本では「Aハーブオイル」として親しまれていますね。
カマルドリで大切に守り継がれてきた「古代のレシピ」という文献に記載されており、1866年よりも前から作られていたことがわかっている歴史的なオイルです。
Aハーブオイルは、タイム・ベルガモット・ラベンダー・ペパーミント・モミ・ユーカリ・テレピン・シトロネラ・マツなどのイタリア文化、特にカマルドリの歴史を語るのに必要不可欠なハーブや木々によって構成されています。
当時、モンクスはカセンティーノの森の木々や自分達で育てたハーブをすり潰し、絞り出したオイルを調合しながらハーブオイルを作っていました。現在は機械を使って作られますが、構成するレシピは当時と変わらずそのまま。カマルドリの歴史と伝統を体現するオイルなのです。
ハーブオイルの中でも独特で強い芳香を持つAハーブオイルは、現在に至るまで多くの人々を癒し、救ってきました。鼻腔を通った瞬間に香る芳香により、カマルドリの緑や伝統を直感的に感じ取れる神秘的なオイルです。
カマルドリが誇る伝統のレシピを、日本の皆様にもきっと楽しんでいただけることでしょう。