
受け継がれてきた秘伝のハーバル・レシピ
中世では病院の役割を果たしていたカマルドリ。当時、修道士たちは自らの手でオイルやクリームを調合し、修道士や巡礼者だけでなく地元の人々にも処方していました。
オイルやクリームの原料となったのは修道院内の薬草園で育てたハーブや、養蜂に取り組んで採れた貴重なミツバチからの成分。
当時のレシピは歴代の修道士が残した文献や器具によって綿々と受け継がれ、今も製品に活かされています。

資料室
薬局に併設する資料室。当時使っていたすり鉢や薬壺などが展示されています。修道院薬局に訪れた人は誰でも見学することができます。

レシピ
歴代の修道士が残してきた手書きのレシピ。修道士は文字を書くことにより知識の保存と伝達、教育にも貢献しました。

カゼンティーノの森
修道院を囲む森、カゼンティーノ。モミ・マツ・サイプレスなどの常緑針葉樹が育ち、何百年もの間、人々の暮らしを見守っています。